スワジランド王国
(Kingdom of Swaziland)

出典:外務省 各国・地域情勢(2010年9月現在)

一般事情

1.面積

1.7万平方キロメートル(日本の四国よりやや小さい)

2.人口

117万人(2008年:世銀) 人口増加率1.4%(2008年:世銀)

3.首都

ムババネ(Mbabane)

4.民族

スワジ族、ズールー族、トンガ族、シャンガーン族

5.言語

英語、シスワティ語

6.宗教

原始宗教、キリスト教

7.国祭日

9月6日(独立記念日)

8.略史

年月 略史
1968年 英保護領より独立
1978年 新憲法制定
1982年 南ア・スワジランド不可侵条約締結
1982年 国王ソブーザ二世(1921年即位)死去
1986年4月 国王ムスワティ三世即位
1993年10月 下院総選挙実施(20年ぶり)
1995年3月 スワジランド労働組合(SFTU)がゼネスト(1977年以来)
1995年7月 産業関係法修正によりストを禁止
1996年1月 SFTUがゼネストを敢行
1996年7月 国王が憲法見直し委員会(CRC)の設置を表明
1997年2月 SFTUがゼネストを敢行
1998年10月 下院総選挙実施
2000年11月 SFTU主導によるゼネスト決行
2003年10月 下院総選挙実施
2005年7月 ムスワティ三世、憲法案を承認
2006年2月 新憲法採択
2008年9月 下院総選挙実施

政治体制・内政

1.政体

王制

2.元首

King Mswati III(ムスワティ三世)

3.議会

二院制

4.政府

(1)首相 Barnabas Sibusiso Dlamini(バーナバス・シブシソ・ドラミニ)

(2)外相 Lutfo E. Dlamini(ルトゥフォ・ドラミニ)

5.内政

 最大部族たるスワジ族を基盤として圧倒的な権限を持つ国王が君臨する王制国家。61年間にわたり王位にあったソブーザ二世が1982年に死去した直後は、王位継承をめぐり王族内で対立が見られたが、1986年4月にムスワティ三世が即位。ムスワティ三世は、国政を支配していた最高評議会を解散する等、新国王としての権力の確立を図ってきた。
 2000年にはスワジランド労働組合(SFTU)主導によるゼネスト、国境封鎖デモが発生したが、1993年以降、4度の総選挙を実施し、2006年には1973年以来停止されていた憲法に代わる新憲法を発効させるなど、内政の安定化が図られている。
 なお、この新憲法の下で、現代的な政党活動が認められるかどうかが焦点となっているが、2008年9月に実施された新憲法施行後初の総選挙では政党活動が認められなかった。

外交・国防

1.外交基本方針

 現実的な穏健外交政策。国連、AU、英連邦等に加盟。南アフリカの経済に大きく依存しているため同国との関係に細心の注意を払っている。なお、スワジランドは台湾と外交関係を有する数少ない国家のひとつ。

2.軍事力

(1)予算 19.198百万米ドル(2000/2001)

(2)兵役 義務兵役制

(3)兵力 5,000人程度

経済(単位 米ドル)

1.主要産業

農業(砂糖、木材、柑橘類)、鉱業(石炭、アスベスト)

2.GNI

30.4億米ドル(2008年:世銀)

3.一人当たりGNI

2,600米ドル(2008年:世銀)

4.経済成長率(実質)

2.4%(2008年:世銀)

5.物価上昇率

10.1%(2008年:世銀)

6.失業率

約40%(2007年推計)

7.総貿易額

(1)輸出 15.69億米ドル(2008年:EIU)

(2)輸入 17億米ドル(2008年:EIU)

8.主要貿易品目

(1)輸出 濃縮清涼飲料、砂糖、パルプ、柑橘類、化学製品

(2)輸入 機械・輸送機器、工業製品、食料・家畜

9.主要貿易相手国(2008年:EIU)

(1)輸出 南アフリカ(64.7)、米(9.1)、ケニア(5.4)、英(5.0)

(2)輸入 南アフリカ(91.8)、香港(1.0)、韓国(1.0)、中国(0.9)

10.通貨

リランゲーニ(複数形:エマランゲーニ)

11.為替レート

1リランゲーニ、1米ドル=約7.3エマランゲーニ(2010年8月現在)

12.経済概況

 肥沃な土地、温暖な気候、水・鉱物資源等の好条件に恵まれると共に、国土の三方を接する南アフリカとの密接な経済的結びつきが経済的発展の基礎となっている。また、南部アフリカ関税同盟(SACU)、南部アフリカ開発共同体(SADC)、東部南部アフリカ共同市場(COMESA)に加盟し、ナミビア、レソト等と共に南アフリカの共通通貨圏(ランド圏)に所属。
 主産業は農林業と農業関連産業。近年は砂糖等の農作物を原料とした飲料産業や、米国のアフリカ成長機会法(AGOA)の恩恵を受けるアパレル産業の成長が著しい。
 また、近年旱魃による食糧危機が頻発しており、エイズの影響による生産者の減少が状況を悪化させている。

経済協力(単位 億円)

1.日本の援助実績

(1)有償資金協力(2008年度までの累計)44.12億円

(2)無償資金協力(2008年度までの累計)81.53億円

(3)技術協力実績(2008年度までの累計)37.89億円

2.主要援助国(2007年)(百万ドル)

(1)日本(7.26)(2)米国(3.48)(3)英国(2.23)(4)アイルランド(1.68)(5)カナダ(1.36)

二国間関係

1.政治関係

1968年9月 同国を承認

1971年5月 外交関係樹立(日本在南アフリカ大使館が兼轄)
(スワジランドは、日本に駐在の大使館を有さず、在マレーシア大使館が兼轄している。)

2.経済関係

(1)日本の対スワジランド貿易

(イ)貿易額(2008年:財務省貿易統計)
輸出 5.75億円
輸入 5.92億円
(ロ)主要品目
輸出 ファスナー、銅線、機械類、乗用自動車
輸入 柑橘類、パルプ、石綿

(2)日本からの直接投資

 4件 1,207百万円(1998年度までの累計)進出企業1社(YKK)

3.文化関係

なし

4.在留邦人数

12人(2008年10月)

5.在日当該国人数

1人(2008年12月)

6.要人往来

(1)往

年月 要人名
2002年7月 杉浦副大臣
2004年7月 日・アフリカ連合(AU)友好議員連盟一行(松下忠洋衆議院議員、森岡正宏衆議院議員、福井照衆議院議員、小渕優子衆議院議員)

(2)来(1969年以降)

年月 要人名
1969年10月 スカティ副首相
1969年11月 S.S.ヌマロ商工鉱山相
1974年7月 S.S.ヌマロ商工鉱山相
1978年9月 M.H.ドラミニ首相
1979年5月 ヌカバ商工業観光相
1980年8月 C.S.ドラミニ文相
1982年5月 C.S.ドラミニ文相
1989年2月 S.E.ドラミニ首相(大喪の礼参列)
1990年11月 デヴィド・ドラミニ殿下(即位の礼参列)
1991年11月 デヴィド・ドラミニ殿下(初代駐日大使信任状捧呈)
1993年2月 ソバンドラ特使(内相)
1993年5月 ムロンゴ商工大臣
1993年10月 ムコンザ経済計画・開発省次官(アフリカ開発会議出席)
1994年9月 マガグラ運輸通信大臣(ITU会議出席)
1995年9月 デヴィド・ドラミニ殿下(故福田元総理合同葬儀参列)
1995年12月 デヴィド・ドラミニ殿下(新年祝賀の儀参列)
1996年7月 モヤス・ドラミニ国連常駐代表(オピニオン・リーダー)
1997年8月 マスク大蔵大臣(経協ミッション)
1998年10月 ムスワティ三世国王(第二回アフリカ開発会議)
2000年1月 マムバ大使(マレーシア駐箚、天皇陛下への離任謁見)
2000年6月 コーザ副首相(故小渕総理合同葬儀参列)
2001年12月 グドゥザ・ドラミニ経済計画開発大臣、ヌチャンガセ外務貿易大臣(TICAD閣僚レベル会合出席)
2003年9月 ムスワティ三世国王、ファノウラキス外務大臣、グドゥザ・ドラミニ経済計画開発大臣、マムバ資源エネルギー大臣(第三回アフリカ開発会議)
2006年8月 ロペ特使(駐マレーシア大使、故橋本元総理合同葬儀参列)
2007年8月 ロペ特使(駐マレーシア大使、故宮澤元総理合同葬儀参列)
2008年3月 ロペ大使(駐マレーシア大使、信任状捧呈)
2008年5月 ムスワティ三世国王(第四回アフリカ開発会議)

7.二国間条約・取極

なし

8.外交使節

(1)当該国駐箚日本国大使(兼轄、南アフリカ常駐)

(2)本邦駐箚当該国大使(兼轄、マレーシア常駐)
 ムプメレロ・ジョセフ・ロペ特命全権大使