個人向け国債 利率1%台 財務省今年度発行額3倍に修正へ

(出典:日経朝刊 8月4日)

 個人向け国債の利率が急上昇している。個人向け国債は、個人だけが買える満期10年の変動金利型国債。利率は、通常の10年もの国債の入札結果に連動して、半年に一度見直す仕組み。0.51%から1.08%へ。
 現在2.6%に留まっている国債発行残高に占める個人の国債保有比率を引き上げ、大量発行が続く国債の安定消化につなげたい考えだ。

 日本の国債残高が700兆円を超えている。いつ破綻してもおかしくないとも言われているが、日本の個人資産1000兆円を全て国債に持ってこれれば、国際的なファンドに揺さぶられることなく、日本は安心して立ち直りの道を歩めるなあ、と先日、知人と話していた。
 流石、日本の財務官僚は、変動利付国債という、うまい商品をひねり出したものだ。これに、国債を相続税の対象からはずすという、非課税のパッケージを追加すれば、磐石ではないか?
 あっというまに、100〜200兆円の国債が、銀行セクターから個人へ移動するのではないか。