FX(外為証拠金取引)で2億5000円脱税 東京国税局 個人投資家を告発

(出典:産経朝刊 3月30日)

 少ない元手で多額の為替取引ができ、個人投資家に人気の外国為替証拠金取引(FX)などをめぐり、2年間で得た約7億5000万の所得を申告せずに、約2億5000万円を脱税したとして、東京国税局が所得税違反で東京都豊島区の元会社員X(64歳)を東京地検に告発していたことが29日、分かった。
 関係者によると、元会社員は平成15年シンガポールの先物取引会社に口座を開き、FXや株価指数先物、原油先物などの取引を始めた。その後、17年までの2年間で約7億5000万円の利益を得たが、確定申告では海外で行った取引についてはまったく申告せず、脱税していたという。
 FXで得た利益は課税対象となる「雑所得」だが、多額の利益を上げならが税務申告しないケースが目立っており、国税当局も調査に力を入れている。

 居住者の場合、全世界から獲得した所得について、我が国で課税されることに留意する必要がある。
 シンガポールの場合、我が国と租税条約が締結されており、場合によっては、情報交換により、当該取引の内容を我が国の課税当局によって把握できる。