濫用的買収者と認定 東京高裁・スティールの抗告棄却 ブルドック・防衛策発動へ

(出典:日経朝刊 7月10日)

 米投資ファンドのスティール・パートナーズがブルドックソースの買収防衛策の差し止めを求めた仮処分申請の即時抗告審で、東京高裁は9日、申立てを却下した東京仔細決定を支持、スティールの抗告を棄却した。
 裁判長は、スティールを「濫用的買収者」と初めて認定。今後の日本企業買収にも影響しそうだ。

 日本ではファンド資本主義を好意的に受け入れないようだ。
 村上ファンドに始まり今回の決定で、海外のファンドからみて、日本の投資環境は「好ましくない」という風潮が浸透するのではないか。
 世界で魅力のある市場は日本だけではなく、投資ファンドでも何でも外資歓迎の多くの国があるので、これらのファンドはそちらへ向かうのではないか。
 小泉改革が中途半端なままで終わり、日本の構造改革は中途半端なままである。日本は、ひとり孤高を守っていくのであろうか。