個人申告漏れ1人平均2000万円超す 外貨証拠金取引 06事務年度国税庁調査

(出典:日経朝刊 10月17日)

 今年6月までの1年間に行われた個人に対する税務調査で、外国為替証拠金取引(FX)による所得の申告漏れ総額が224億円に上ったことが16日国税庁のまとめでわかった。
1人当たりでは2176万円。
 FX以外にも、株や投資信託など税法上「株式等」に分類される取引で得た所得の申告漏れは総額1242億円に達し、前事務年度に比べ61.2%増と伸びが目立った。
 個人や個人事業者全体の申告漏れ総額は前事務年度比209億円増の9166億円、1件当たりでは同4万円増の115万円。調査総数約79万5千件の約72%に当たる約57万5千件で申告漏れがあった。

 相変わらずFXでの申告漏れが多い。FXだと、支払調書が税務署に提出されない
→それで、申告しなくていいとでも思っているのだろうか。
→当然のことならが、近いうちに法改正されて、FX取引も税務署への支払調書の提出義務が課せられる
→そして、海外のFX業者へと進むのであろうか
(海外のFX業者を利用して脱税で逮捕は既報のとおり。)。
 一方、個人事業者等の申告漏れは一件あたり115万円となっているようだ。
 ますます、個人事業者のウェイトが小さくなっているように思える。